瓦屋さん

私のお家は屋根工事の仕事をしています。

工事は職人さんがします。

昔は日本瓦の屋根ばかりでしたが今はいろいろな種類の屋根材があります。

いぶし瓦、陶器瓦、セメント瓦、カラーベスト、ガルバ鋼板などがあります。

淡路大震災以降は軽量化で施工方法も随分変わりました。

屋根土の代わりに桟葺工法が主流になりました。(桟は国産の杉材)

昔はバラ板とかトントンという杉板をはって土を置いて瓦を葺いてましたが今は構造合板12ミリをはりその上にゴムアスルーフィングをはって瓦をのせて釘で止めるという施工法に変わってきました。

全数釘どめ工法です。

釘はステンを使います。

こんなふうに一つ一つこだわりをもってお仕事をさせてもらってます。

 

今は車で走ってて綺麗な屋根を見るとあの屋根のどこどこがいいとかをいう生意気な私がいます。

横で笑ってる人がいます。

 

私は昔ながらのいぶし瓦が大好きです。

棟を高く積み鬼瓦をつけて 、下り棟にも鬼瓦や紋付の瓦をつけて出来上がった屋根はすばらしいです。

こんな屋根が末代残ってくれたら嬉しいです。

この間、90過ぎのおばあさんが.、この家はおじいさんが自分の山から切り出した木を使って建てたので思い出深いので古くなってるけど屋根の葺き替えをして綺麗にしたいと依頼がありました。

おばあさんは出来上がった時、家に向かって、おじいさんにうれしそうに話しかけてるような気がしました。

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現場にはよくついて行きますが、それも楽しみになってきました。

そこで色んな人とお話したり、がんばってる職人さんを見たり、周りの景色、帰りの寄り道などです。

現場のちかくにある神社仏閣をまわったり地元の名産品を買って帰ったりもします。

これからも瓦屋さんを続けていけるよう元気でいようと思いました。